「質がよく、美しいボウルは全て日本に行ってしまったよ!」
フランスで良く耳にする言葉です。
日本人の持つ、カフェオレボウルへの愛情や関心がとても分かる一言。
だって1つあるだけでも、その場の空気感が変わるんですから夢中になるのは仕方がないこと。
小さなスペースでも色んな飾り方を楽しめるし、実際にカフェオレボウルとして楽しむ事も出来る。
そんなボウルはいつだって人気者です。
こちらはフランス・ノルマンディー地方にお住まいのボウルコレクターに譲っていただいたものです。
1950年代に作られた”Luneville(リュネヴィル)うろこ型カフェオレボウル”です。
うろこ型はどんなテーブルにもお料理にもピッタリで、色違いでお持ちの方も多いと思います。
でも同じピンク色と言っても微妙に色が違うのです。もちろん大きさも大中小と色々あります。
お好きな色をいくつか集めて重ねて収納すると、そこはやさしい風の吹くステキな空間へと様変わりするでしょう。
1950年代から持ち主が大切に使っては磨いてきたもの。
ボルの内側には無数のヘアラインが入っており、どれだけ持ち主が大切に使いこんできたかを感じていただけます。
今日までカケもなく残っていて、さらに日本までやってきてくれました。
次の持ち主はどなたでしょうか?
どうか大切に脈々と続いてきたご縁を感じていただければと思います。
約、直径15.5cm、高さ8cm